去年、重症筋無力症(MG)の診断を受けました。
MGの場合は、服薬している薬のせいで免疫が極めて低いので易感染という状態になっています。
実は、昨年末に家族が次々とコロナに感染してしまい、私は思いつく感染防止策を講じてみました。
その結果、私自身はコロナに感染することなく我が家のコロナは収束しました。
一応、忘備録的に残しておきます。
MG(重症筋無力症)の家族がコロナになった
2024年9月に自己免疫疾患のMG(重症筋無力症)の確定診断を受けてから、免疫を抑制する薬を色々と飲んでいます。
また、飲んでいる薬には飲み合わせの悪い薬もたくさんあり、何かの感染症になっても一般的な治療薬が使えないというケースもあり得るようです。
そこで、日頃から人混みを避けるとか、公共交通機関を使うときには使い捨て手袋をしたり、人と合うときはマスクをしたりしています。
自宅に戻ってからは、うがいや手洗い、消毒は欠かせません。
もし、何かの病気に感染した場合は、入院に繋がる可能性もあるので感染防止には神経を使っています。
MGになって初めて風邪をひく
事の始まりは、MGになって初めて風をひいてしまったこと。
12月21日(土)の夜に、強烈な悪寒と両手の激しい震えが始まり、体温が37度9️分に上昇しました。
すぐ床に入りました。
妻がかかりつけ病院の救命救急に電話して、脳神経内科の先生にカロナール飲んで良いと強化をもらってくれました。
翌日、は一時38度7分位まで熱が上がりましたが、カロナールが効いて夜には37度台まで下がりました。
23日(月)には平熱に下がっていましたが、近所の内科に受診して「インフルエンザ」や「コロナ」は陰性で普通の風邪だったということで、解熱剤(カロナール)だけ処方されました。
23日と24日は、ずっと平熱だったのでカロナールも飲んでいません。
会社に連絡して、25日(水)から出勤するつもりでいました。
MGなのに、息子がコロナ感染
実は、24日に息子が悪寒と発熱を訴えたので、通院してもらいました。
実は23日夜から悪寒を訴えていたそうです。
その結果は、コロナと診断されました。
息子は「コロナの薬」は高いからと拒否して、咳止めと解熱剤をもらって帰ってきました。
息子から「コロナ」と聞いて、私は焦りました。
妻と話し合って、息子は部屋隔離として、共用部を通るときは使い捨て手袋とマスク着用と伝え、食事は部屋に届けることにしました。
息子の部屋に入るのは原則妻として、使い捨て手袋とマスク着用。
息子がトイレに行く際に通る通路や扉は、消毒薬で都度消毒し、トイレ内も消毒薬を巻いて換気。
私がトイレ行く際も、使い捨て手袋とマスク必須で、こまめに手指消毒としました。
息子の食器は、塩素系消毒薬にしばらくつけてから分離保管までしました。
私は、会社からの指示で28日(土)まで出勤停止になりました。
息子は、コロナ専用薬を飲まなかったので熱が下がってから上がってきてカロナール飲んで熱が下がるを繰り返していました。
27日(金)と28日(土)には熱が下がり、抗原検査でも陰性になりました。
会社からは、30日(月)朝の時点で私が抗原検査陰性なら出勤可能となりました。
MGなのに妻に異変が
息子がコロナから復帰して一安心と思っていたら、28日くらいから妻が咳き込むようになりました。
だんだん咳き込みがきつくなり、妻が夜間救急に行くというので付き合いました。
夜間救急につくと、発熱はないということで発熱者とは区切られたスペースに通されましたけど、背丈ほどのパーティションで区切られただけで、パーティションのむこうには咳き込んだ方々が100人くらい待機してます。
この中で待つのは、自殺行為と感じて私は建物の外で、待つことに。
妻は診察まで3時間以上まち、薬が出るまで更に1時間近くかかりました。
この時点では、喘息の兆候もなくコロナやインフルでもなく風邪という判断で、咳止めの処方だけでした。
夜9時前に家をでて、深夜2時半頃に帰宅しました。
MGだけど妻もコロナに
29日(日)になると、妻は発熱しだしたので抗原検査をすると陽性と出ました。
妻もコロナ感染していたのです。
30日(月)の午前中だけ、近所の内科医は開いていたので妻は通院しましたが、すでに色々薬飲んでいるので「コロナの薬」はもらえずに、解熱薬だけもらって帰ってきました。
ここで、会社からは1月3日(金)までは休みで、4日(土)朝に抗原検査で陰性なら出勤して良いとなりました。
世間一般が奇跡の9連休とか言っていましたが、私は恐怖の12連休になってしまいました。
MGなのに自分を隔離する
妻の場合は、持病がたくさんあり毎食前と後に食卓でたくさんの薬を飲むため、食事はダイニングでとなります。
そこで、食事を私が作ったあと自分の分を小分けして、私だけ自分の部屋で食べるという方法に。
妻は、トイレなど使用後には、自分で消毒して出てくる。
食器洗いなどは、免疫の出来ている息子の担当。
私が自分の部屋を出る際は、使い捨て手袋とマスク着用で、部屋に戻ってから手指の消毒。
飲み物は、消毒効果のある緑茶のティーバッグをマイボトルで飲む。
つまり、我が家で唯一コロナに感染していない私が、自室隔離になるという方法に切り替えました。
まとめ
家族全員がコロナ感染という状況で、自分が感染した場合薬の制約やMG症状の増悪という恐れもあり、最悪入院も想定されたので、なんとか切り抜ける方法を考えて、できる限り努力しました。
おかげさまで、私がコロナを発症することはありませんでしたが、家族の協力を得たとはいえ神経的にかなり疲労しました。
でも、普段の感染防止が有効なことと、次回家族が感染してもこの方法で対処すれば、自分は感染しないという目処はつきました。
ただ、相手がノロの場合は、この方法で大丈夫なのかは不明です。
今回の感染防止対策が、皆様の参考になれば幸いです。