2024年の9月に重症筋無力症と診断を受け、3週間の入院中にプレドニン5mgの内服が始まり、ステロイドパルス治療を2クール受けて退院しました。
退院後も、プレドニン(ステロイド)5mgとプログラフ(免疫抑制剤)3mgの服用が続いています。
ステロイドパルス治療を受けた直後は、眼瞼下垂もすかっり収まって気分爽快だったんですが、最近はなんか違うんです。
重症筋無力症の治療で躁(そう)と鬱(うつ)が?
ステロイドパルス治療の2クール目が終わった頃には、初期症状の眼瞼下垂もすかっり収まってお目々パッチリで、なぜかやる気に満ちていました。
すぐに退院となり、主治医からは仕事に戻って構わないし運転もできると言われていました。
気分もハイテンションで、会社にすぐにでも復帰できますと伝えるほどでした。
つまり驚くほどの躁状態だったんです。
実際には、仕事復帰してもすぐに疲れちゃって、仕事どころではなかったんですけどね。
この躁状態はしばらく続いたので、このままずっとハイテンション状態のままかと思っていました。
最近は、鬱になることが多い
でも退院してから2ヶ月近い最近では、躁状態はかなり影を潜めてきました。
どちらかといえば、鬱状態になることが増えてきました。
自宅に居るときは、何もやる気が起きないのでネットで重症筋無力症の予後や、内服しているプレドニンとプログラフの副作用とか調べちゃうんです。
というのも、重症筋無力症の診断が出てまだ3ヶ月も立っていないので、自分がこの先どうなるか考えると不安になります。
最近では、手足の脱力や嚥下機能の低下、ろれつが回らないとか呼吸が上手く出来ないなど色々な症状も出ているので余計心配になります。
ただでさえやる気が起きないのに、先々の不安まで重なると悶々としてきます。
退院したてのハイテンションさは、一体どこへ来てしまったのか?
仕事に行くと気分が変わる
ただ不思議なのは、自宅で鬱になって悶々となっていても、仕事に行くと鬱なんてどっかに飛んでしまいます。
仕事が忙しいせいもあるんでしょうけど、勤務中は躁状態が出ているのかもしれないですね。
それはそれでよいのですが、脱力や構音障害や呼吸障害はしっかり出ています。
元気にバリバリ仕事して、帰宅すると仕事中の無理の反動が出て疲れ切ってしまいます。
そしてまた鬱になっちゃうという、悪循環パターンが最近の様子です。
ステロイドの影響?
重症筋無力症の治療では、プレドニン(ステロイド)とプログラフ(免疫抑制剤)の服用は一般的な治療のようです。
つまり、ステロイドの内服は避けて通れないと言えます。
ステロイド内服で躁鬱が出る理由
ステロイドは、重症筋無力症の治療において重要な役割を果たしますが、精神面に考慮することもあります。その理由を簡単に説明します。
- 神経伝達物質への影響
ステロイドは脳内の神経伝達物質、特にセロトニンやドーパミンに影響を与えます。
これらは気分の安定に関与しているため、バランスが乱れると躁状態やうつ状態が現れることがありますあります。 - ストレス応答の変化
ステロイドはストレスホルモンの一種であるコルチゾールと似た働きをします。
そのため、ストレスに対する身体の反応が過剰になることで、精神的な不安が起こります。 - 脳構造への影響万一の
ステロイド使用は、記憶感情やつかさどる脳の海馬や前頭前皮質に影響を与える可能性があります。
これも気分変動の一因となります。
これらの作用によって、高使用量や何気ないステロイドの使用は、躁鬱状態を保ちやすいとされています。
躁鬱が出た時の対処法
「気分が高ぶりすぎる」「何もやる気が起きない」といった症状が現れたら、以下のような対処法を試してみてください。
- 主治医に相談する
まずは主治医に相談し、ステロイドの使用量を調整してもらいましょう。
その場合によっては、薬の変更や追加も検討されます。 - 精神科や心療内科を受診する
症状が強い場合は、精神科医の診察を受け、適切な治療(抗うつ薬や気分安定薬)を行うことが有効です。 - 生活習慣を見直す
十分な睡眠をとり、食生活を整え、無理をしない範囲で軽い運動を取り入れることで、症状の改善が期待できます。 - 周囲のサポートを得る
家族や友人に自分の状態を話し、理解と支援を求めましょう。 - 認知行動療法(CBT)を活用する
専門家のサポートを受けながら、気分の波を上手にコントロールする方法を学ぶおすすめです。
症状が長かったり体調が悪かったりする場合は、無理なく専門家の力を借りましょう。
まとめ
重症筋無力症の治療中に躁鬱状態が現れるのは、ステロイドの副作用が関係している場合があります。
これらの症状は、適切な対処と予防策を一時的にコントロールすることが可能です。
気分の波を感じたときは、一人で悩まず主治医や精神科医に相談し、周囲のサポートを受けることを大切にしてください。
治療を続ける中で、心身の健康を守りながら前向きに生活を送れるようお手伝いできればと思います。
ということで、私も次の主治医の診察時に、現在の状況を詳しく相談してみようと考えています。