MG(重症筋無力症)の場合、禁忌薬として指定されている薬が多数あります。
大腸内視鏡を受ける場合には、鎮静剤や鎮痛剤が一般的に使用されていますが、これらの薬は大丈夫なんでしょうか?
実際に、大腸内視鏡検査を受けたときの顛末や、現状での病状についてまとめてみました。
このブログは、重症筋無力症の患者である私が自身の経験を元に書いていますので、主観要素が強いことを含みおいて御覧ください。
大腸内視鏡検査を受ける
大腸内視鏡検査を受けることになりました。
MG(重症筋無力症)になる前は、頻繁に受けていてすべて陰性だったので大腸内視鏡検査自体に不安はなかったのです。
でも、MGになってからは初めてなので緊張しました。
なぜかといえば、大腸内視鏡検査で受けるストレスなどで、増悪する可能性があるようなんです。
また、MGの場合禁忌薬がとても多くて、大腸内視鏡検査時の鎮静剤は筋肉やゆるくする効果があってほとんど使えません。
鎮静剤を使ってMGを悪化させるか、鎮静剤ナシのストレスで悪化するか、はたまた何も起きないのか?
主治医に確認してみる
前回の通院時に、大腸内視鏡検査を受けることを主治医に伝えました。
検査を受けること自体は問題なさそうでしたので、鎮静剤はつかえるか聞いたところ「薬の種類にもよる」と言われました。
一般的に使っている薬なら「どうしても使いたければ使ってもいいけど、使わなければそれに越したことはない」というニュアンスで、自己判断に委ねるような感じでした。
検査する病院に薬品名を確認する
大腸内視鏡検査を受診する病院に、受診時に使う鎮静剤と鎮痛剤を聞きました。
- 鎮静剤:サイレース
- 鎮痛剤:ペチジン
これを、主治医の病院に電話して使えるかもう一度聞きました。
その結果、「鎮静剤は使わない方が良い」「鎮痛剤は使っても大丈夫」という返事が来ました。
いままで、鎮静剤で眠っている間に検査が終わっていたので、鎮痛剤だけで内視鏡検査大丈夫なのか心配になっちゃいます。
大腸内視鏡検査を受けてみた
検査当日、検査台の上で鎮痛剤を注入されると、すこしだけホワッとした感じになりましたが寝ることはなく意識は割とはっきりしていました。
内視鏡を挿入されると、腸内を移動していく感じはそれとなく感じましたが、不安したほどの痛みは感じませんでした。
ポリープを2つ取られましたけど、その際も痛みは何も感じませんでした。
結果から見ると、いらぬ取越苦労というか、心配しすぎだったのかもしれないです(笑)
最近の病状は?
IVIgが終わってから、ちょうど1ヶ月半くらい立ちました。
色々と良くはなっていますが、今はっきり残っている症状は次のようなものですね。
- 腕がだるくなる
- 手が震える
- 長く話すと息が吸えない
- 「た」行の母音が続くと呂律がおかしくなる
- むせ込みがある
- 午後になるとまぶたに重さを感じる
くらいですね。
IVIgの効果がどのくらいで切れ始めるのかで、次の治療や入院が話題になってくるでしょう。
IVIgするのも初めてなので、これも慣れてくれば予測がつくんでしょうけどもね。
まとめ
大腸内視鏡検査を受けることになり、鎮静剤と鎮痛剤が使えるかどうかがポイントでした。
鎮静剤が使えれば、寝ている間に全部終わっちゃうし、鎮痛剤が使えれば内視鏡が入っていく痛みを軽減できる。
今まで大腸内視鏡検査は十数回受けていますが、鎮静剤使えなかったのは2回しか無いので出来ることなら使いたいところです。
薬品名を確認したところ、鎮痛剤だけ使えるということで心配しました。
でも、終わってみると心配しすぎだったようです。
初めてのIVIgが終わってから1ヶ月半経って、良くなっているところは多いけど変わってないところもあります。
今後良くなっていた症状が悪化してくるのはいつ頃なのか、初めての経験なので不安です。