MGになってから、午後疲れて眠くなるという傾向はありました。
ただIVIgの治療後は、眠らないでも一日持ったりしていたので、IVIgの治療はそれなりに効果があったんでしょう。
でもIVIg治療から3ヶ月くらい経つと、午後は強烈な眠気に襲われることが多くなってきました。
そこで、重症筋無力症と眠気や疲労感の関係について考えてみました。
このブログは、重症筋無力症の患者である私が自身の経験を元に書いていますので、主観要素が強いことを含みおいて御覧ください。
MGは午後になると眠くなる?
最近、午後の眠気が強まってきています。
先日の通院で主治医に告げると、「疲労感ですか?ただの眠気ですか?」と聞かれたけど、明確に区分けできないですよね。
出勤日は、昼休みに30分程度仮眠するんですけど、全然眠気が取れません。
休みの日は、午後になると強烈な睡魔が襲ってきて、気がつくと船を漕いでいる始末です。
一体この強い眠気は一体何なんでしょう?
現在の服薬状況
ここで、まず現在の服薬状況をおさらいしてみます。
- プレドニン10mg(朝食後)
- プログラフ3mg(夕食後)
- アルファカルシドール0.5ug
- ダイフェン配合錠
- エソメプラゾール20mg
- トラディアンス配合錠AP
- バルヒディオ配合錠EX
- シルニジピン10mg
- リクシアナOD錠60mg
- ベプリコール錠50mg
- ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg
1~5は、脳神経内科の重症筋無力症の薬
6~8は、糖尿と血圧の薬
9~11は、循環器内科の心臓の薬
これらの薬の影響があるんでしょうか?
服用薬の副作用?
それでは午後の強い眠気は、服薬に関係があるのか見てみましょう。
プレドニン説
ステロイドであるプレドニンには、「不眠」や「睡眠の質の低下」、「過剰な元気」という副作用があるようです。
- 夜中に目が覚めやすい。
- 深い眠りが得にくい。
つまり、睡眠の質の低下から睡眠不足になって、日中に眠気が襲ってくる可能性があります。
またステロイドの副作用に「過剰な元気」になるという副作用もあるようです。
確かに、ステロイド飲み初めの頃は、めちゃくちゃハイになった記憶がありますs。
ハイになった反動で、眠気に襲われるという説もあるようです。
プログラフ説
次に免疫抑制剤のプログラフですが、これには「眠気」という副作用はないようです。
ただし
- 倦怠感や脱力感、集中力の低下が出る人がいる。
- 腎機能や電解質異常(特にマグネシウム低下)も眠気に関与する場合がある。
ということのようです。
午後になるとだるいというのは、倦怠感や脱力感かもしれないです。
トラディアンスAP説
プレドニン(ステロイド)服用のため血糖値が上がってしまい、内科からトラディアンスAPという血糖値を下げる処方薬がでています。
この薬は、血糖値を下げる作用はありますが、低血糖は起きにくいと言われています。
その代わりステロイド(プレドニン)との兼ね合いで、食後血糖値が高止まりしていて眠気が強くなっている可能性もありそうです。
そこで、持続自己血糖測定器(リブレ)を使って2週間ほど血糖値の変化を調べてみようかとも考えています。
次に内科に行ったときに相談してみようと思います。
重症筋無力症は疲れやすい
そもそも根本の原因は、重症筋無力症自体にはないのでしょうか?
重症筋無力症の症状には、「筋力低下」だけでなく、全身の疲労感・易疲労性(疲れやすさ)という症状もあるようです。
そのために
- 午後の活動が続かない。
- 食後は顕著に眠くなる(これは「食後の副交感神経優位」とMGの疲労感が重なるため)。
といったことが起きるようです。
眠気なのか疲労感なのか?
前回の通院で主治医に「疲労感ですか?ただの眠気ですか?」と聞かれたのは、易疲労性による疲労感なのか副作用による眠気なのかの切り分けをしたかったと思われます。
それによって、対処も変わるのかもしれないですね。
主治医から、「疲れやすいならステロイド(プレドニン)増やしましょうか?」という提案が出たのは、恐らくMGの易疲労性を緩和してみようと考えたからかもしれません。
私としては、ステロイドは減らしても増やしたくないという気持ちもあり断っちゃいましたけど。
こうしてみると、重症筋無力症患者が午後に眠気を覚えるというのは
- MGによる易疲労性からくる疲労感
- 服薬の副作用からくる眠気
の2面性があるようです。
主治医に相談する場合は、その辺の切り分けがでけいていると対処につながりやすいようです。
でも、この区別って素人には難しいですよね。
まとめ
仕事中でも休みの日でも、最近は昼食後にかなり強い眠気を感じます。
正直言って、午後の勤務にも少なからず影響があるので何とかしたいという気持ちが強いです。
通院時に主治医とのやり取りで、眠気なのか疲れなのかという切り分けが必要のようなんです。
でも眠気と疲労感の区分けは、私にははっきり出来なかったので、曖昧に返事してしまいました。
確かにステロイドを増やして、疲労感を低減するという主治医の考えも一理あります。
その反面、ステロイド増加で熟睡できない状態が更に悪化する事も考えられます。
どうした良いんでしょう?
今後の主治医や内科医とのやり取りで、状況が変わったら追記しますね。